阪神・淡路大震災で失われたモノ、残されたモノ、生まれたモノ…そんな記憶を記録します。

青池 憲司 監督作品 映画『宮城からの報告—こども・学校・地域』製作委員会

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コラム・撮影報告

石巻撮影報告
4/29

石巻、クランクアップ

text by 青池憲司

2012.4.30  up
青池憲司監督近影—石巻の拠点の監督部屋にて (宮城県石巻市 2012年4月)
青池憲司監督近影—石巻の拠点の監督部屋にて (宮城県石巻市 2012年4月)

作品のDVDと自主上映会のご案内

門脇小学校撮影隊は、あす、被災地石巻を去ります。したがって、お目汚しなこの報告も今回がさいごになります。多くのみなさんから、この報告への返信のかたちで、励ましのメールをいただきました。ありがとうございます。

2月に上映をはじめた、『3月11日を生きて〜石巻・門脇小・人びと・ことば〜』(DVD 97分)は、おかげさまで好評をもって迎えられ、まずは安堵しています。

全国で自主上映会がはじまっていますが、みなさんの地域でも企画していただければさいわいです。身のまわりの小さなサークル、グループ、コミュニティで上映して語り合っていただきたいと思います。作品DVDのご購入と自主上映会のお問い合わせは下記におねがいします。

DVD価格
個人=5,000円
団体・図書館など=20,000円
送料=180円

上映会については事務局にお問い合わせください。

映画「宮城からの報告」製作委員会/事務局長:佐藤進
住所:982-0013 仙台市太白区太子堂5-20 電話:090-2955-7868
E-mail : dorian@mrg.biglobe.ne.jp
http://www.miyagireport.org/

さいごの撮影

元の門脇小学校のさいごの撮影をしました。わたしたちが門脇小を撮影したさいしょのころは、瓦礫のなかをキャメラと録音機を担いで歩いて近づいて行きました。きょうは、門脇小と直角に交わる直線道路を車で走り、キャメラをトラックバック(後退移動)させました。門脇小学校はだんだん遠ざかって行きます。

東京へもどって、5月〜7月は村本勝、尾崎日出夫と3人で編集室に籠ります。まだタイトルも付けられていない、門脇小学校の1年間の記録は8月完成予定です。

#文中に登場する名称・データ等は、初出当時の情況に基づいています。

青池憲司

ドキュメンタリー映画監督。震災後、親交のあった長田区の野田北部・鷹取地区に入る。"野田北部を記録する会"を組織し5年間に渡りまちと住民の再生の日々を映像で記録。
「記憶のための連作『野田北部・鷹取の人びと』全14部」(1995年〜99年,山形国際ドキュメンタリー映画祭正式招待作品)を発表、国内外で上映。2002年「日本建築学会文化賞」受賞。

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